ガラス

ガラスのお話し

身近にあるガラスとは一体どんなものなのかというおはなしです。

ガラスについて

家や会社、学校の窓ガラスや玄関ガラス、デパートのショーケース・ショーウィンドウ、食器類や風鈴などの工芸品にいたるまで、普段から私たちの身近にあり、その日常生活にも広く関わっているガラス。このWebサイトでは、そんなガラスについて様々な面からお話しをしていこうと考えています。 ガラスは主に「珪砂(けいしゃ)」、「ソーダ灰」、「炭酸カルシウム」という3つの原料から作られ、私たちが通常目にするほとんどのガラスは、その主成分を「二酸化ケイ酸(組成式:SiO2)」としています。いわゆる一般的な人工のガラスは、高温の炎によってどろどろに溶かされ、その溶解状態のガラスを冷却し固化させているのです。 このガラスは過去から現代に至るまで、その特性から実に様々な方法で製造されています。太古の人の手によって作られ始めた頃のガラスは大変貴重で、主に身分の高い人の宝飾品などに用いられていましたが、時代の流れや文明の発展に伴いその姿を器や香水瓶にも変えていきます。やがて各地が貿易で栄えていくのと同時に世界中に広まり、さらには食器類、工芸品でも使われるようになり、今日の世界で日常的に目にするステンドグラスや窓ガラスへと発展を遂げていく事になりました。こうして昔は貴重だったガラスも、大量生産の技術によって現代社会ではごくごく普通に使われています。かくいう私も、ガラスが割れた際にはガラス屋を気軽に利用しています。

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Photo:Reese Watching by donnierayjones